ここ最近CC関連で「投資に失敗した人の声」をチラチラ見かけるようになった。
失敗した人の中には余剰資金だけでなく、生活費までぶっ込んで投資してる人もいる。
で、正直俺、こういったツイートとか全部「ネタだよね?w」って思ってたんだけど、自分の昔のこととか思い出したら色々と考えが変わってきた。
結論から言うと投資や個人事業系のことは、失敗してから気づくことが大きいんじゃないかと思ってる。
その理由は良く言う「失敗は成功の元」っていうものもそうなんだけど、
個人的には「善悪の基準が分かるようになるから」ってのが大きいと思っている。
「善悪の基準」が見えない時に、誤った方向に走ってしまうことがある

JeongGuHyeok / Pixabay
冒頭で紹介した投資失敗の話だが、このツイートが1番印象に残ってる。
これ以上悲惨な出川組をみたことがない・・ pic.twitter.com/gsWkaR5ama
— CN##ネム盗まれ之助 (@CN4__rat) 2018年1月31日
これはやばいよね。
俺はこんな資金が無いからそもそも出来ないんだけど、何かを「つぎ込む」時のリスクって意外と見えないものだったりする。
そしてそれに関する見解も引用してみた。
投機なんだから全財産つぎ込むのは勉強不足だよね。リスク管理が出来ない人というのはどこかの時点で大きく資産を減らすから早かれ遅かれ同じ状況になるよ。暗号通貨ならまだリカバリーする可能性があるから良かったかもね。でもそれを学べないかも https://t.co/7kzJucTQdE
— 澤亜澄 Sawa Azumi (@SawaAzumi) 2018年2月1日
投資経験が無いままに歳を取って退職し、退職金での運用にミスる人が多いと聞いた事がある。まさにその事例かも。
若いうちから少しずつでも投資経験を積んでおくのが大事。これは学校では教えてくれない。 https://t.co/YYCdA34LQY— くりぷと@BTC48 (@CryptoBloger) 2018年2月1日
本当にその通りで「運用で失敗する」って言う経験がなかったから何を参考にすべきなのかが全く分からない。
成功する法則はともかく「どうすれば失敗するかもあやふや」だから大失敗に繋がるんじゃないかと思ってる。
例えば失敗する理由として「他の情報を鵜呑みにしてしまった」というものがあるが、そこでいう「他の情報」でも温度差は様々だ。
人によっては取引所のチャットを真に受ける人もいるし、
「取引所の発言なんて信じない」っていう人でもツイッターのポジトークに気づかず「この人だから信頼できるからこの銘柄を買おう」って思っちゃうこともある。
「インターネットの発言は全部ノイズ」って思ってる人でも「テレビでCMが流れてるから」という理由で某取引所に全額を置いてしまうなど…。
そのほかにも「Twitterの内容は信頼するな」って参考にしている人がツイートしても「あの人がTwitterの発言を信じるなって言ってるんだから気をつけよう」って思ってる時点でもう「あの人」のことを少なからず信じてしまってる。
って言い続けるといくらでも言えてしまうからマジでキリが無いんよね。。
だから「他の情報を鵜呑みにする」って言葉1つでも、
どんな情報なら良いのか、じゃあどうすれば良いのか、っていうところが全く分からんって人は多いと思う。
で、この温度感ってやっぱり人それぞれで、それを正しく把握できるのはやっぱりそれを経験したかどうかにかかってくると思ってる。
そんなことを思って、自分の中では以下のようなことを軸として進めてるかな。
善悪の基準が分かる前から全力でやろうとしない

Ramdlon / Pixabay
これは賛否両論あるかもしれない。
でも自分の中では最初から全力でやって上手くいかないことは多かったし、後悔したことも少なくなかった。
何かを始める時って、いい意味でも悪い意味でも「真っ白」な状態だから、何が良いか何が悪いかが全く分からんのよ。
このサイトの過去記事にも書いてるけど、俺も昔とんでもない失敗をやらかした。
金銭的な損失は今ニュースになってるものよりもはるかに少ないけど、その他の損失が半端なくでかい。
で、こういう失敗は、今思えば「何やってたんだ俺…」って思えるんだけど、あの時はマジで分からなかったんだよ。
投資を初めてスタートして大失敗した人って、こういう「ものの善し悪し」が見えないからってのに近いからだと思ってる。
もちろん全てを理解するなんて不可能なんだけど、ざっくりでも「こうやったら失敗するんだ」っていう肌感覚を持ってるのってメチャメチャ大事だと思ってるよ。
仮想通貨の投資でも良く取引所のチャットとかで価格が上がってる時に「もう底値で買えないよ」「今買わない奴は後悔する」「買い増ししたわ」っていう発言をよく見るけど「そこで手を出して後悔した経験」があったら安易に手は出さないはず。
言い換えるとその線引きが定かでは無い状態で資金も労力も全力で投じることはとにかくリスキーだと思ってる。
さっき紹介した過去記事の通り、俺は大学時代に出会ったコンサルタントにビジネスを教えてもらって将来は起業するから就活なんて要らないってマジで思ってた。
何度も繰り返すけど「本当に就活なんて要らないと思ってた」んよね。
でも実際、今の俺はしがないフリーターで、「自分が騙されている」っていうリスクを全く考えてなかった。
こういうリスクに全く気づかない状態で挑戦することがとにかく危ない。
だから逆にいうと、それが把握できないうちは多少手を抜いても良いんじゃないかと思ってる。
「失敗する事例」を1つでもストックできたらそこから起こりうるリスクをその目線からも考えることができるから、最初はテストマーケティング的な感じで労力を抑えてやるのが良いと思ってるし、今後もこの姿勢で色々取り組んでいこうと思ってるよ。
あとがき
こういった失敗がクローズアップされてしまうのは残念なことだけど、このサイトを読んでくれてる人にはそうなって欲しくないなーと思う気持ちでちょっと書いてみた。
もしこれから投資を始める方は是非とも「失敗が見えていない」という点も考慮した立ち回りを検討してみてください。その状況で何かを取り組めば絶対に一度は失敗します。
なのでそこからリカバリーができる余力を残して置いたほうが絶対良いです。そしてこれが投資経験を積んでる先輩方が仰る「投資は余剰資金で」ってことだと自分は考えてます。
これから仮想通貨投資を始める人、またもう始めている人にも読んでほしいブログです!すごい投資をするうえで大切なメンタルのことが書いてあります! https://t.co/WEcppiBb3J
— ケーエー(スポーツトレーナー業界で1番仮想通貨にはまっている人のブログ) (@akoh47217) 2018年2月4日
ケーエーさんも仰ってる通り(RTありがとうございます!)投資をする上でメンタルはかなり重要なポイントだと感じることが多い。
これから続けていくことだからこそ、最初から全力でやったら息切れするかも。まずは気軽に楽しむように少しずつ始めてみるのも悪くないと思いますよ!